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活動報告

第7回カンボジア支援活動

託児所の子ども達と。
子ども達に支援物資を手渡しました。

東日本大震災が起き、すっかり元気をなくして、延び延びになってしまった支援活動ですが、子ども達が首を長くして待っていますという現地からのメッセージに背中をおされ、8月下旬カンボジアに行って参りました。 皆様からの支援金を比井園長に手渡し、子ども達には黒板とチョーク、サンダルとお菓子などを配り、必要な子に制服を支給しました。
約1年半ぶりの首都プノンペンでしたが、以前はゴミが散乱していた道路はきれいに片づけられていました。また、信号機が増え、街には高級車があふれていました。高級スーパーマーケットは何でも揃っていて、お金があれば、何不自由なく暮らしていける街になっています。それだけに格差が拡がっている事を強く感じました。
JCW託児所の子ども達の日常生活も、わずかずつですが、変化して来ているのを感じましたが、貧しさは一層深刻になり、大きな格差社会で生きてゆく事になります。
医師や学校の先生など、より良い職業に就きよい生活を送りたいというのが子ども達の夢のようです。

ある活動日の食事
野菜カレー、肉と卵の煮物、豚肉のしょうが炒め、魚卵とひき肉の卵とじ、生野菜です。
カンボジア料理はあまり辛くなく、日本人の口によく合います。

活動内容

支援金
チャイルドサポートの会費より支援金を園長の比井さんに渡しました。支援金は里子の子供たちの学費や給食費に使われます。
また、寄付していただいた古着、ぬいぐるみ、おもちゃも子どもたちの年齢にあわせて渡しました。
学用品・サンダル支給
昨年支給したホワイトボードはすぐに壊れてしまったそうです。そこで今回は黒板とチョークを支給しました。また、サンダルもすぐに壊れるので一緒に支給しました。

制服
カンボジアでは、小学校に行くには制服が必要です。グローバルファミリーの会では毎年必要な子ども達に支給しています。今年も7人の子どもに支給しました。

ジャンケン大会
今回は運動会を企画していたのですが、雨季ということもあり、突然の雨で中止となり残念でした。子ども達はハチマキをして待っていたのですが・・・。
そこで、急遽ジャンケン大会に切りかえ、1~8等まで、景品として目覚まし時計を渡しました。

ケンタッキーからの配達
カンボジアにもケンタッキーなどのファストフードのお店が増えました。しかしながら、託児所の子ども達の家庭にとっては、ファストフード店は高いので、ほとんどの子ども達は食べたことがありませんでした。食べさせて欲しいという親達からの要望で、宅配をしてもらいました。
チキンバーガー、フライドチキン、ポテト、コーラのセットで3.2ドルでした。子ども達はとても嬉しそうでしたが、これから食生活も変化してゆくのだろうと複雑な思いです。
奨学金
奨学生のサンボ・モニー・ワッタナーさんが大学を卒業しました。彼女はJCW託児所の先生のアルバイトをしながら大学を卒業しました。残念ながらプノンペンでは就職先が見つからないので、田舎に帰ることになりました。
高校生の奨学生のレッス・ワン・サイハーンとチョン・スレイアの二人が大学に進学することになり、引き続き奨学金を支給しました。
大学生リ・ソパンナ、高校生のサンボ・ワッタナーの二人が新しい奨学生に加わりました。リ・ソパンナは大学で観光学を学び、将来はアンコールワットがあるシェムリアップでガイドをしたいそうです。サンボ・ワッタナーは医者を目指したいそうです。奨学生達はそれぞれに大きな夢を持っています。これからの格差社会を生きてゆくには、教育が一番大切だと思います。しっかり勉強して自分の夢を実現して欲しいです。